ニューノーマルのサラリーマンの生き方指南

まだ間に合う老後マネー対策~50代に適したプランの正しい作り方

50代から老後対策をしようと考えている人はたくさんいるでしょう。

これまでに特に老後の準備をせず、貯蓄も全くしないで暮らしてきた方は少なくありません。

定年までの時間が迫り、老後生活に突入する段階の50代ともなると、「今から始めても間に合うのかな?」と思ってしまいます。

セコム株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:尾関一郎)が実施した「老後の不安に関する意識調査」によると、8割以上が「老後の不安を感じる」と回答。特に女性50代は9割が不安を抱える結果になっています。

この記事では、50代から老後対策をしても間に合うのか、ライフプランの正しい作り方とは何なのかということについて、詳しく解説していきます。
  

50代まで老後対策をしていない人は意外と多い

50代から老後対策をすることに焦りを感じている人はいますが、意外とこの年代からライフプランを決めて、行動に移していく人は多くいます。

というのも、30代や40代というのは、まだ現役生活が続きますので、老後のことを明確にイメージするのが難しいのです。

50代になると老後生活が目前になりますので、徐々に対策を始める人が増えてくるのです。

「人生100年時代」到来によって、50歳はもはや壮年ではなく人生の中間点となりました。

50代にも充分な残存時間があり、前向きな意識を変えて資産形成を含めが準備を50代に求めたいところです。

ライフプランの作成は早いに越したことはありませんが、50代からでも十分間に合います。

極端に焦る必要はないでしょう。

  

50代からライフプランを考えるメリット

では次に、50代からライフプランを考えるメリットについて、詳しく見ていきましょう。

 

30代や40代で見えなかった部分に目を向けられる


先ほども少し解説しましたが、50代になると老後生活がかなり現実味を帯びてきますので、30代や40代では見えなかった部分に目を向けることが可能になります。

そのため、より明確な老後プランをイメージすることができ、細かい部分を意識しながら老後対策をしていくことができるようになるのです。

 

年金額がある程度予測できる

50代になると、将来受け取れる年金額がある程度予測できるようになります。

20代から将来受け取れる年金額を明確にイメージするのはかなり大変ですし、将来の制度がどうなるかわかりませんので、曖昧な予測を立てることしかできません。

50代になり、ある程度受け取れる年金額がはっきりしてくれば、その額と照らし合わせながらライフプランを作成できるようになるのです。

 

教育費の支払い終了目途が立つ


教育費の支払いがしばらく続く場合、老後に必要な資金や老後までに貯められる資金をはっきりさせることが難しいです。

しかし、50代になると、子どもの教育にかかる費用も少しずつ落ち着いてきますよね。

 
そうなれば、自分たちの老後資金を優先的に考えることができるようになるのです。

 

必要なものと不要なものを見極められるようになっている


50代になると、生活や幸せのために必要なものとそうでないものをある程度見極められるようになります。

 
若い頃は、高いスポーツカーやブランド品、数万円もする服が欲しかったかもしれませんが、50代になるとこのような物欲もある程度なくなってきていることでしょう。

このようなことから、自分たちの老後生活に本当に必要なものだけをピックアップして、それにかかる費用などを算出していくことが可能になるのです。

 

50代サラリーマンが覚えておくべき正しいライフプランの作り方


では次に、50代サラリーマンが覚えておくべき正しいライフプランの作り方について詳しく見ていきましょう。

1:退職前の収入を確実に把握する


ライフプランを作成する時には、退職前の収入を把握することから始めましょう。

今の収入があとどれくらい続くのかを把握することができれば、貯められる資金を算出しやすくなります。

また、退職金の額もしっかりと把握しておくことをおすすめします。

 
退職金というのは、比較的まとまったお金になることが多いため、金額に惑わされず、現実的に使い道を考えていくことが大切です。

2:退職前の支出を正しく把握する


次は、退職前の支出を把握しましょう。

 
例えば、
・日々の生活費
・各種ローン
・保険

 
など、必ず支払わなければならない項目を並べて、見直しができるのであれば、積極的に行っていくことをおすすめします。

更に、老後生活の負担を少しでも下げたいのであれば、繰り上げ返済などを検討してみることもおすすめです。

3:退職後にどのような収入を得られるか考える


そして、退職後にどのような収入を得られるのかを考えることも大切です。
 

代表的なもので言えば、年金です。

これ以外にも、不動産や株を持っているのであれば、配当や家賃収入に期待できますよね。

このように、退職をしてから入ってくる収入の金額をある程度正確に把握し、老後生活のイメージを立てておきましょう。

4:退職後にどのような支出があるか考える


最後は、退職後の支出です。

 
退職後は、現役のころと比べて支出が減る可能性もありますが、生活費や住宅ローン、光熱費などは確実に必要になってきます。

また、車を持っていれば維持費などもかかってきますよね。

これらの金額を思いつく限りピックアップして、収入や資産と照らし合わせておくことが大切です。

 

まとめ

50代からライフプランを作ることにはたくさんのメリットがあります。

中には、「50代から始めるのは遅すぎるのでは?」と考えている人もいますが、決してそんなことはありません。

ただ、50代からライフプランを作る場合、もたもたしている老後生活が幕をあけてしまいますので、今回紹介した手順を参考にしながら、効率的に進めていきましょう。

老後資金を準備するのは簡単なことではありませんし、いくらあったら安心かは人それぞれです。

しかし、これまで準備ができていないと感じている人は今からでも対策をしたほうがいいでしょう。

50代からの準備は決して遅くありません!!

 

この記事を書いた人
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