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仕事仲間のマウンティングにうんざり・・・上手にかわすための方法は?

近年、年齢問わず広く使われている「マウンティング」、どのような言動や振る舞いを表す言葉なのかご存知でしょうか?

英語「mount」は「またがる」という意味で、サルやチンパンジー、ゴリラなどの類人猿が、相手に馬乗りになるようにまたがる行動のことを指します。

相手よりも自分が優位であることを誇示するための行為です。

人間社会でも「自分の優位性をアピールする行為」が多くみられ、メディアなどで多様されるようになりよく使われる言葉として広まり現在に至っています。

仕事仲間からの執拗なマウンティングにうんざりしている人はたくさんいるでしょう。

いくら大人とはいえ、我慢の限界があります。

そこでこの記事では、仕事の仲間のマウンティングを上手にかわす方法について詳しく解説していきます。

仕事仲間のマウンティングに悩んでいる人は意外と多い


マウンティングをされると、張り合っているわけではなくてもイラっと来てしまいますよね。

このようなストレスというのは、その人との関係や仕事にも影響してきますので、できるだけ早く解消していくことが大切です。

  

マウンティングしてくる人のタイプとは?

マウンティングしてくる人には、いくつかのタイプが存在します。

では、それぞれのタイプについて詳しく見ていきましょう。

ステータス系

これは学歴など、社会的ステータスが比較的高い人の多く、

  • 出身大学
  • 年収
  • 住んでいる場所
  • 仕事の出来

などに対するマウンティングをしてきます。

 

もの系

自分が持っている物の素晴らしさをアピールしてくるのが、もの系のマウンティングです。

具体的には、

  • 持っているブランド
  • 持っている車
  • 行ったことのある高級レストラン

などに対する自慢やアピールが多いと言えます。

 

知識系

これは、自分の知識を振りかざし、相手より優位に立とうする行為です。

  • 「そんなことも知らないの?」
  • 「そうじゃないよ、○○だよ」

というように、自分が持っている知識をひけらかし、相手を蹴落とそうとするのが知識系のマウンティングをする人の特徴と言えます。

 

否定形

これは、相手のことを否定して、自分が優位に立とうとする人のことを指します。

このような人は、

  • 「君のそういうところがダメなんだよ」
  • 「そんなこともできないのか」
  • 「いいねあなたは、顔が綺麗だからミスしても許されて」

という言葉を投げかけてくることもあります。

 

相手がマウントを取りたがる理由は?

相手がマウントを取りたがる理由について、詳しく見ていきましょう。

承認欲求が強い

マウントを取りたがる人というのは、周囲からの承認欲求がかなり高いです。

  • 「自分を認めて」
  • 「自分ってこんなにすごいんだよ!」

ということを、一人でも多くの人に知ってもらいたいと考えています。

この方法で承認欲求を満たすのは、言うまでもなく間違った方法ですが、マウンターはそれに気づくことができず、見栄を張ったり、相手を蹴落としたりして、自分が優位に立とうとしているのです。

 

自分をライバル視している

自分だけにマウンティングをしてくる場合、相手が自分に対するライバル意識を持っていることが多いです。

ライバル意識を持つことによって、「相手よりも優位に立ちたい」「相手より自分が上だとアピールしたい」という気持ちが芽生え、自然と相手と張り合うような言動が出てしまうのです。

マウントされる方は特に気にも留めていないことが多く、勝手にライバル視されても特に対処もできないので、厄介な存在だと言わざるを得ません。

 

自信のない自分を隠したい

マウンティングする人は、自分に自信がなく、そのマイナスの感情を隠そうとする人が多いものです。

言動から「自分に自信がある」と見せかけていますが、実は自信のない心理の裏返しの行動です。

実際に、「外見」「仕事」「尊敬されていない」、様々な負の感情を隠そう・自信のなさを取りつくろう、とマウントしてくる人が少なからずいます。
 

一番でないと気が済まない

自己承認欲求と近い感情で、自分が優位な立場でないと気が済まない傾向にある方も多くいます。

「誰にも負けたくない」「一番でいたい」という感情が強く、他者をマウントしようとします。

そうした人は、あらゆることを他人と比較、「勝ちたい」と思う傾向にあります。

学歴、仕事の出来栄え、といったものを格付け・比較するに限らず、家族環境、外見、年齢、など変えられないものにたいして勝手に優劣をつけて判断、マウントする困った人も多くいます。

 

マウンティングしてくる人との上手な付き合い方

マウンティングしてくる人との上手な付き合い方について詳しく見ていきましょう。

基本はスルーで良い

マウンティングしてくる人との付き合い方で最も効果的なのは、「スルー」です。

「それだけ?」と思う人がいるかもしれませんが、上手な返答の方法や、上手なコミュニケーションを模索するのは時間の無駄と言えます。

わざとらしく無視してしまうと、相手の怒りを買ってしまう可能性がありますので、相槌などを打ちながら「大人な対応」でスルーしていきましょう。

張り合うことは逆効果、意味はありません。

「すごいですね!」と適当に褒めて、相手の「認められたい」という承認欲求を満たしてあげましょう。

「自分は認められている」「うらやましがられている」とまずは勝手に勘違いしてもらう、その後は、マウンティングしても「張り合いがない」と感じてくれればマウンティングのために近寄ってくることも減るでしょう。

マウンティングしてくる相手を褒めるのは心理的な抵抗があり、さじ加減が難しいですが、時間の無駄、巻き込まれる心理的な負担を減らす、と考えて付き合い方を変えるのが大事です。

  

距離を置くのもあり

相手のマウンティングにうんざりしているのであれば、少し距離を取ってみるのも1つの方法と言えます。

ただ、距離を置くというのは意外と難しい対処法で、距離を取っているのが相手にバレてしまうとトラブルに発展してしまうことがあります。

そのため、上手にフェードアウトできる方法を考えて、自然な流れで相手と距離を取っていくことをおすすめします。

 

あえて話に乗ってあげる


相手の話にあえて乗るというのも効果的です。

というのも、中にはマウンティングを意識的に行っている人もいます。

このような人の話にあえて乗り、べた褒めしてあげることで相手からの信頼を獲得できる可能性があります。

相手からの信頼を得ることができると、攻撃性が一気に下がりますので、マウンティングをされなくなることがあります。

 

マウント返しをしていないか自問自答しよう

相手からのマウンティングで悩んでいる人はたくさんいますが、ここで冷静に考えてほしいのは、

「自分もマウンティング返しをしていないか?」ということです。

中には、マウンティングに腹を立て、自分もマウントを取るような言動を言ってしまう人もいます。

こうなってしまうと、マウントを取ろうとしてくる相手と同レベルになってしまいます。

相手の悪い感情に巻き込まれても得るものはありません。

くれぐれも気を付けたいものです。

  

まとめ

マウントを取ってくる職場の仲間にうんざりしているという人は、今回紹介した対処法を実践してみることをおすすめします。

上手くスルー出来るようになれば、マウントされにくいスタイルを築くことができるでしょう。

マウントしてくる人には、上手くスルーして関わらないのが一番。

仕返しでマウンティングしても、心理的な満足を僅かに得るのがせいぜいです。

賢明にマウントしてくる人を遠ざければ、心理的・時間的な負担は大きく減ります。

この記事を書いた人
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