40代の転職活動は、コロナ不況で早期退職者を募る今の時代では「かなり厳しい」と言わざるを得ません。
しかしそんな状況でも、
「今より働きやすい職場があれば…」
「お金の不安が少しでも減って、家族を安心させられれば…」
と、転職活動に希望を見出して、この記事にたどり着いてくださった方も多いことでしょう。
『ピンチはチャンス』という言葉の通り、こんな時代だからこそ、40代の強みを活かして転職を成功させることは「可能」だと断言します。
40代の転職活動が厳しいと言われている、また転職される方自身もそう感じてしまう理由は、つきつめると以下の2点に集約されます。
この記事では、これからの人生設計を真剣に考えているあなたに向けて、40代で転職活動をする際に知っておきたい4つの考え方を詳しくお伝えしていきます。
40代で転職を始めるにあたり、一番の不安材料が「お金」です。
あなたがこれから転職活動をする際に必ず守ってほしいことは、
「今の会社を辞める前に転職先を確定させること」です。
仕事を辞めてからのほうが転職活動に専念できるのは、間違いありません。
しかし、ほとんどの方が「お金は減らしたくない」「でも転職はしたい」と考えているはず。
貯蓄が減っていく状況でも安心して転職活動を行える姿を想像できれば問題ありませんが、40代で責任も多い立場では、仕事を辞めた上での転職活動はかなり厳しくなります。
今の仕事を辞めずに転職活動を行い、経済的・心理的に安定できる状態を常にキープしておくことが重要です。
20代〜30代の若い人より、家のローンや家族を養う責任など、お金の不安に対する比重が大きくなる40代の方は、
この2つの不安を、切り離して考えましょう。
もちろん、家族や自身の能力・将来の漠然とした不安などもすべてカテゴリーに分けて、個別に対処することが大切です。
お金と転職の不安を分けて考えてみると、転職のサポートを提供しているこのサイトでは元も子もない意見ですが、
「そもそも転職は必要なのか?」と考えることもできます。
例えば、自身の現状を振り返り、「今の仕事は何とかやっていける」「だけど将来的な貯金は不足しそう」「貯蓄さえ増えれば今の仕事でも問題ない」という結論に至ったら、転職ではなく、副業を始めることも有効だと気づくでしょう。
転職活動より体力も気力も使わず、年齢も関係なく、初期投資額の少ない副業であれば金銭的なリスクも最小限に抑えられます。
このように不安を個別に分類することで、今の自分に適した解決策を見つけ出すことができれば、転職活動のモチベーションを保ちながらより良い解決策を見つけることもできます。
関連記事:お金を残す?老後の不安に正しく向き合い、充実した人生のためにお金を使おう!
インターネットが発達した現代において、 転職活動の第一選択は、パソナキャリア、doda(デューダ),といった大手の転職エージェントに登録することです。
外資系企業への転職を希望していれば、外資系企業の求人情報を多く持つ大手の転職エージェント、エンワールド・ジャパン、ロバート・ウォルターズ、JAC リクルートメント、に登録すると良いでしょう。
まずは、大手の転職エージェントに登録することです。
CMでもよく見られるため、「名前だけは知っている」「だけど利用したことはない」という方も多いことでしょう。
40代で転職を成功させるためには、少なくとも2つの大手の転職エージェントに登録しましょう。
小さいけれども専門性を生かして転職をサポートしているおすすめのエージェントも沢山ありますが、まず第一歩は大手のエージェントへの登録が必須です。
複数のエージェントを活用する具体的な理由は、
この3点です。
ここからは、この複数利用の理由について1つずつ解説していきます。
関連記事:転職エージェントの対応が悪い?40代からの転職を成功させるコツは?
20代・30代と比べて体力や気力も低く、書類選考時は年齢で落とされることもあって、40代は転職に不利です。
かつては簡単に見つけられた転職先も、年齢を重ねるほど条件の良い転職先を見つけることは困難です。
しかしこの不利は、「複数の転職エージェントにサポートしてもらい、情報を大量に仕入れること」で補うことができます。
20代の人なら10社に1社採用されるところを、40代であれば100社に1社しか採用されないということも起こり得ます。
しかし、これを言い換えると「100社の情報を集めれば転職先が1箇所見つかる」ということでもあります。
最初から不利な条件で転職活動を始める以上、若い世代に勝てる「強み」を持たなければいけません。
40代でも持てる転職の強みとは、すなわち「情報量」を確保することなのです。
関連記事:転職活動に悩む40代必見!根本的な2つの不安を解消する転職エージェントの活用方法
40代の転職活動において、時間も貴重な資源です。
25歳が26歳になるより、45歳が46歳になるほうが、採用時のリスクを高く見積もられてしまいます。
そのため転職活動を本気で行うと決めた時は、転職先の情報を集めた上で、
などなど、転職活動の経験値を最速で稼ぐ意識を持ちましょう。
40代を対象とした転職エージェントも多数あり、コロナ不況の時代でも、40代の採用に前向きな職場も少なくありません。
希望の転職先を見つけた時に機敏に行動できるように、経験値をたくさん手に入れましょう。
転職エージェントに複数登録する理由は、
といった「エージェントの良し悪し」を多角的な視点から判断するためです。
いくら情報を仕入れてもサポートは無料ですから、これを利用しない手はありません。
転職エージェントにとって、転職活動をする人は「商品」です。
転職者を求める会社と転職したい人を仲介することで仲介料を頂く、というビジネスが成り立つからこそ、無料サポートを受けることができるのです。
転職エージェントを悪く言いたいのではなく、「転職エージェントの活用はお互いの利益になる上にリスクもないため、積極的に利用しましょう」ということです。
最初は複数の転職エージェントにサポートをしてもらいますが、最終的には相性の良い1人〜2人に絞り、サポートの量より質を求めていきましょう。
気の合うエージェントを見つけることで、
といったメリットを得られる可能性もあります。
ただし、転職活動よりもエージェントを見極めることばかりに注力する「転職エージェントオタク」にならないよう気をつけましょう。
40代の面接は、「落ちて当たり前」です。
コロナが収束する見込みのない今の時代は、三菱自動車・ホンダ・オリンパスといった名だたる大企業ですら、40代〜50代の早期退職者を募っています。
「40代以上の人は退職してほしい」
と企業側が望むような時代において、40代が転職に成功することは「かなり厳しい」と言わざるを得ないのです。
だからこそ「面接に受からない」「書類選考すら通らない」ということで落ち込む必要は一切ないということです。
転職活動のライバルは、あなたと同じ40代だけではなく、若い世代も含まれます。
ただでさえ年齢というハンデを背負った状態なのですから、書類選考が通り、面談を受けることができただけでも、実はすごいことなのです。
不採用通知をもらっても自分の経歴には傷一つ付きませんし、「不採用になった」という経験は確実に自身の経験値となり、次の転職の成功率を上げてくれます。
つまり、不採用でもリスクは何もないのです。
ただし、落ちる前提で転職に臨み、闇雲に数だけをこなすことは避けましょう。
1回1回の出願から面接に至るプロセスを学びとして、自己PRのスキルを伸ばしたり、反省点を次の面接に活かすことを忘れてはいけません。
そうして面接プロセスの経験値を手に入れながら、精神面では「落ちてもリスクはない」「着実に前進している」と前向きに考えて、転職活動に積極的に臨みましょう!
面接中は「面接官に気持ちよく話してもらう」ことが大切です。興味ある方は下の記事もぜひ参照ください。
40代が本気で転職活動をする際に押さえておきたいポイントは、次の4つです。
転職が成功したことで人生が劇的に好転する保証はありませんが、今より安心・安定した生活を実現できる可能性も十分にあります。
時代的には厳しいものの、40代というハンデを背負ってでも転職しようとする意思のあるあなたは、今の状況を確実に好転させられます。
「転職エージェントに登録する」「40代の求人を調べる」など、まずは今すぐできることを1つ1つ進めて、転職活動を前進させましょう!
成功の絶対条件は「やめないこと」とはよく言ったものです。
過去の「上手く行かなかったこと」に囚われず、手に入れたい未来を想像しながら「行動を取り続ける」ことで道は拓けていきます!
エージェント選びに迷ってしまった時は、パソナキャリア、doda(デューダ)のどちらかに登録をおすすめしています。
パソナキャリア
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