最近、40代の知人から、以下のような質問を受けました。
「iDeCoとつみたてNISAは既に利用していて、長期で投資信託を継続購入もしています。さらに資産運用を検討する場合、次はどのような商品が良いのでしょうか?」
iDeCoやつみたてNISAは、銀行や証券会社、そして国が積極的に推進していることもあり、制度が始まった時に比べ多くの人が利用するようになりました。
iDeCoやつみたてNISAは、国がせっかく作ってくれたとても良い仕組みなので、絶対に利用すべきですが、先程の知人のようにiDeCoとつみたてNISAの次は何に投資をすれば良いのか迷っている方も多いでしょう。
そこで今回は、iDeCo、つみたてNISAの次に投資すべきおすすめの商品として、投資先として人気の高い米国株ETFについて説明をします。
米国株ETFについてわかりやすく説明をしますのでぜひ参考にしてください。
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ETFとは、Exchange Traded Fund の略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
上場投資信託という名前だけあってETFの中身は投資信託と非常によく似ています。
投資信託との最大の違いは、「リアルタイムで売買できるかできないか」です。
株式と同様にETFは証券取引所に上場されていますので、リアルタイムで売買することが可能ですが、投資信託は、一日に一回しか基準価格は変わりませんのでリアルタイムでの売買をすることはできません。
株式のように、リアルタイムで売買することができることはETFの大きな特徴になります。
では、ETFにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ETFには、様々なメリットがありますが主なメリットは4つに集約されます。
ETFの様々なメリットについてわかりやすく説明していきます。
ETFの中には、投資信託と同じように日経平均株価やトピックスなどの株価指数に連動するタイプや債券のインデックスに連動するタイプのETFがあります。
このような株価指数や債券インデックスに連動するタイプのETFに投資をすれば簡単に分散投資をすることが可能です。
もちろん、今大人気のアメリカの株価指数であるNYダウやナスダックに連動するタイプのETFもたくさん発売されていますので、手軽にアメリカの株価指数に分散投資することも可能になります。
ETFの手数料は、非常に安いです。
手数料が0.1%から0.3%程度の商品が非常に多く、非常に低い手数料で投資をすることができます。
また、投資信託でいうランニングコストである管理報酬も多くのETFでは0.5%以下です。
手数料を非常に低く抑えて市場全体に投資できるのはETFの最大のメリットとなります。
先ほども、説明をしましたが、ETFは株式と同じように証券取引所に上場されていますので、投資信託と違いリアルタイムで売買することが可能です。
最近、日経平均株価やNYダウなどの株価指数は前場は大きく上げて、後場に大きく下げるパターンが散見されます。
このような値動きをした場合でも、リアルタイムで売買することができれば、しっかりと大きな利益を取ることが可能です。
リアルタイムで売買することができることもETFのメリットです。
ETFは、毎月は毎日など一定の金額を投資することができます。
積立投資は皆さんご存知の通り、ドルコスト平均法を利用した投資になりますので長期で継続投資をすればするほどリスクを抑えながらより大きな利益を見込むことができます。
積立投資は少ない金額から投資することも可能ですし、何よりも「収入ギリギリまで支出が膨らみがち」な多くの人にとって投資の開始時に設定した継続投資が習慣化されるメリットは大きいものです。
ETFの投資で積立を使えることは商品として検討に値する大きな理由になります。
このようにETFには、様々なメリットがありますが今、圧倒的な人気を誇るのは米国株ETFです。
ではなぜ多くの人は米国株ETFに投資をするのでしょうか?
次の章では米国株ETFに投資をするメリットについてわかりやすく説明をします。
米国株ETFがおすすめの理由はたくさんありますが、主なメリットは5つあります。
米国株ETFがおすすめな理由についてわかりやすく説明をしますね。
アメリカは、言わずと知れた世界のマーケットの中心です。もちろん影響力も世界最大になります。
安い手数料で気軽に最も影響力のあるマーケットに投資をすることができることは米国株ETFの大きなメリットといえるでしょう。
アメリカは、先進国の中では珍しく今後の人口増が期待できる国です。
皆さんご存知の通り日本の人口は減少の一途をたどっています。
人口が多いということは、それだけ若い世代も多いということになりますので労働力が非常に豊富であるともいえます。
労働力が豊富なので今後の更なる成長も見込むことができるでしょう。
アメリカには、世界に名だたるグローバル企業の多くが存在します。皆さんご存知のいわゆるGAFAもアメリカの企業です。
グローバルに展開する世界的な企業が多いということは世界全体の成長を享受することができるということです。
手軽にアメリカ全体の企業に投資をすることができる米国株ETFのメリットは大きいといえるでしょう。
米国株ETFは単純に運用実績が非常に良いです。
アメリカは、政策的に株価を上げることを目的にしているので日本よりも株価が上昇しやすい傾向にあります。
運用実績が非常に良いETFで運用することができることは大きなメリットでしょう。
日本の家庭の多くは、ほとんどの資産を日本円で保有をしているでしょう。
しかし、日本は皆さんご存知の通り借金大国です。今後、日本円の価値が暴落しないとは100%言い切ることができません。
一方、米ドルは世界で最も流通量の多い基軸通貨になります。
通貨分散の意味で考えても米ドルで運用するメリットは大きいのです。
米国株ETFで運用をすれば気軽に米ドル資産を保有することになりますので、大きなメリットになるでしょう。
今回は、米国株ETFを中心に説明をしました。
アメリカは、世界最大のマーケットであり今後も大きな成長を見込めることに疑いの余地はありません。
大きな成長を見込むことができるアメリカ株に手軽に投資できる米国株ETFを始めてみてはいかがでしょうか。