20代・30代より若くなく、体力も衰えつつある40代からの転職活動に、不安はつきものです。
頭ではそう分かっていても、いざ転職活動を始めようとすると、
と、不安がいくつも浮かんでしまいますよね。
このような悩みから、40代の転職希望者のうち、実際に転職活動をスタートする方はごく少数です。
さらに、転職活動を諦めずに続けられる人、実際に転職を成功させられる人となると、数はいっそう少なくなります。
40代で転職を成功できる人と、転職活動を始めることすらできない人の違いは、不安を乗り越える力や心構えにあります。
転職に対する不安より期待のほうが大きかったり、転職に成功した未来にワクワクできれば、転職活動に対する意欲は自然と湧きます。
つまり、40代の方が転職に成功するカギは、不安を明らかにし、不安を効果的に解消できる対策をとることです。
そこでこの記事では、転職活動になかなか前向きになれない40代の方に向けて、転職活動に対する根本的な2つの不安を明らかにし、その対策を解説していきます。
この記事からご自身の今の不安を客観的に理解して、転職活動の第一歩を踏み出していただければ幸いです。
転職活動に対する不安の種類はいくつかありますが、根本的な悩みの1つ目は「今より良い会社に転職できるか?」、つまり「転職に成功できるか?」ということに尽きます。
自分の希望通りの転職先が見つかる保証があるなら、そもそも不安は感じませんよね。
「転職活動が無駄になったらどうしよう…」
と、時間や労力といった失うものばかりを考えてしまうと、どうしても不安になってしまいます。
こうした不安は、転職活動を始めていない方や、転職活動を始めたばかりで情報も経験値も不足している方が抱きがちです。
転職の成功に対する不安を解消する方法は、まず「この会社なら転職しても良さそう!」と思える好条件の転職先を1社見つけることです。
ご自身の希望通りの転職先を1社でも見つけられれば、
「今より好条件の会社は本当にあるんだ!」
「他にもこんな会社があるかもしれない!」
「もっと時間をかければ、これ以上の会社が見つかるかもしれない!」
と、転職活動に対する意欲が自然と湧いてくるはずです。
転職活動を始めてすらいない段階で「良い転職先は本当にあるのか…?」と悩むことは、宝の地図を持たずに「お宝は本当にあるのか…?」と悩むようなものです。
どこを探せばいいか、どのように探せばいいかも分からずに、お宝を見つけることは決してできません。
そして、好条件の転職先を見つけたという事実は、宝の地図を見つけたようなものです。
「今より良い転職先は本当にある」という成功体験を1回でもできれば、新たな宝の地図を探し、本当に手に入れたいお宝、すなわち理想の転職先を見つけることができるでしょう。
まずは、今の会社より少しだけ条件の良い会社を1社見つけてみてください。
その成功体験が、あなたの転職活動に対するモチベーションを必ず上げてくれます。
今の会社より好条件の転職先を見つける最も確実な方法は、やはり「転職エージェントに登録し、条件に合う会社を紹介してもらうこと」です。
仮に、自分1人で転職先を探そうとする場合、
こうした情報を、転職先ごとに1人ですべて調べ上げ、採用担当者と連絡を取らなくてはいけません。
今の仕事と両立しながら自力で転職活動を行うことは、40代の方には無謀と言わざるを得ません。
しかし、転職エージェントへ登録してサポートを受けることで、こうした面倒事をすべて代行してくれるばかりか、エージェントの情報やコネクションを利用して、自身の条件に合う転職先を効率よく見つけることができるのです。
あなた自身が行うことは、エージェントが選定してくれた転職先を取捨選択するだけです。
この方法なら、好条件の転職先を1社どころか5社・10社とストックすることもでき、「良い転職先って本当にあるのか…?」という悩みを、「どの会社に転職しようか…?」という贅沢な悩みに変えることすらできるのです。
転職活動が未経験の方は、自力で頑張ろうとせず、転職サポートのプロが持つ情報・ノウハウ・コネクションを貪欲に使い、好条件の転職先を効率よく見つけましょう。
転職エージェントは、転職サポートのプロであり、1人の人間です。
人間である以上、当然ながら当たり外れがあり、担当者によって以下のメリット/デメリットが生じます。
【相性が良い転職エージェント】
【相性が悪い転職エージェント】
上記のように、転職の成功率と転職エージェントとの相性は比例します。
つまり、相性の良い転職エージェントと長く付き合うことも、良い転職先を見つけるために大切なのです。
この「相性の良い転職エージェント」を見つけるコツは、複数のエージェントを利用し、優良な人を厳選して長くお付き合いをすることです。
40代の方が複数のエージェントを活用すべき具体的な3つの理由を、以下の記事『40代の転職は本当に厳しいのか?成功率を上げる4つの考え方』で解説しています。
エージェントの複数利用とあわせて、転職の成功率を上げる考え方もこの記事から学んでみてください。
転職活動における40代ならではの不安の対象に、『時間』が挙げられます。
40代の時間の価値は20代・30代より貴重であり、失敗に対するダメージがどうしても大きくなってしまいます。
「転職活動に失敗したら、その時間がすべて無駄になる…」
「転職活動にかけた時間を、他のことに使えばよかった…」
といった後悔が容易に想像できてしまうために、転職活動に踏み切れない方も少なくありません。
しかしながら、「転職活動は決して時間の無駄にならない」と断言します。
転職活動がうまくいかなかったという体験は、「自分に転職は向いていないと知ることができた」と考えることができます。
エジソンの名言の『失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見できたのだ』という発想と同じですね。
年代に関係なく、転職活動によるすべての経験はこの名言が当てはまります。
あなたが転職をする真の目的は、転職活動に成功することではありません。
あなたの転職の目的は、
といった、転職の先にあるものです。
転職活動とは、こうした理想を手にするための1つの手段に過ぎません。
つまり、仮に転職活動がうまくいかなかったとしても、「転職は自分には合わない」「だから次の方法を試そう」と思考を切り替えることができるため、時間や労力が無駄になることは決してないのです。
転職活動は、年齢を重ねるほど不利になります。
企業からすると、例えばまったく同じ職歴・スキルをもつ44歳と45歳がいた場合、1年でも長く勤められる44歳を採用したいと考えるのが一般的です。
このように僅差で不採用となることが、年齢的なハンデを背負う40代の転職では珍しくありません。
転職活動を始める時間が少しでも早いほうが、転職の成功率は高まるのです。
しかし、年齢により成功率を高める以上に、転職活動に対する迅速な選択や行動は、今後の人生設計を考える上でも大きなメリットです。
40代の方の転職は『思い立ったが吉日』です。
転職活動をスピーディに行い、将来の不安を少しでも早く解消するためにも、エージェントの活用は大いにおすすめです。
関連記事:転職活動のスタートダッシュ!動けない自分を「すぐに」動かすための方法
40代から始める転職活動は、若さという強力な武器をもつ若い世代に競り勝てるように、知恵を使って工夫することが重要です。
今回の記事で解説した、
この2つの不安は、複数の転職エージェントのサポートを貪欲に利用し「好条件の転職先を見つけた!」という成功体験を積み重ねることで、確実に解消することができます。
転職エージェントへの登録という第一歩を踏み出し、今の仕事や将来の不安を解消するべく前向きに行動しましょう。
エージェント登録で失うものはありません。
登録したら必ず転職する必要もありません。
自分の市場価値を確認するためにも何社かのエージェントに登録をおすすめします。